居士婦女身:普通の女性の姿をとる観音

徳原書院企画・AI 観音ボランティア講義 · 第 20 課/全 33 課

AI 観音ボランティアが中国語の原文から翻訳しました。「」内の経文と卦辞は漢文原文のままです。

徳原書院の企画、AI 観音ボランティアによる講義。原文は当サイトの経文資料に拠り、解説は AI 観音ボランティアが当サイトの経典と蔵書をもとにまとめたものである。

原文

應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者。即現婦女身而為說法。《妙法蓮華經・觀世音菩薩普門品》

やさしい解説

この課の経文は次の一句である。「應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者。即現婦女身而為說法。」

まず、文の読み方を見る。これは〈普門品〉の三十三身のひとつの項目で、形式はこれまでの各身と同じである。相手がどの身分であれば聞き入れやすいか、その身分を観音が現して法を説く。この一句にある「長者、居士、宰官、婆羅門」は、前にすでにそれぞれ挙げられた身分である。ここに「婦女」が加わっており、これらの身分のうちの女性を指す。

次に、区別しておくべき点がある。『居士婦女身』は、当サイトの慈悲地図がこの項目につけた名称であり、『一般の女性市民』に対応させて、『直接』と記している。これは、経文に直接この項目がある、という意味である。この一句の要点は、法を説く相手がそのような人であり、観音もそのような身分で現れる、ということだ。当サイトの現代的な言い方では、日常生活のなかの普通の女性、たとえば同僚、隣人、家族のような人を思い浮かべて読んでも、的外れではない。

また、経文はこの身分の容貌、服装、性格については何も述べていない。のちの儀軌には、「婦女身」を具体的な姿に描き、顔色、表情、装飾を記すものがある。たとえば『攝無礙大悲心大陀羅尼經計一法中出無量義南方滿願補陀落海會五部諸尊等弘誓力方位及威儀形色執持三摩耶幖幟曼荼羅儀軌』がそれである。それは後世の修行や造像のための細部であり、〈普門品〉の本文ではない。

最後にひとつ。〈普門品〉の三十三身は経文のなかに挙げられた項目であり、後世の「三十三観音」の画像とも、三十三所の巡礼とも同じではない。この三つの「三十三」は分けて見る必要がある。この課で扱うのは、経文のこの一句だけである。

用語

居士
経文のなかで、長者・宰官・婆羅門と並べて挙げられており、観音が現す身分のひとつである。この課でいう「婦女身」は、これらの身分のうちの女性を指す。
婦女身
観音が婦女の身分で姿を現し、法を説く。当サイトの慈悲地図では、これを『一般の女性市民』に対応させ、経文に直接出ていると記している。
得度
経文の意味は、相手にどの身分で接するのがふさわしいかに応じて、観音がその身分をとる、ということである。ここで述べているのは接引の方法であり、結果の保証ではない。
而為說法
姿を現したあとに行うのは「説法」、つまり道理を相手に語って聞かせることである。経文のこの一句には、ほかの不思議なはたらきは出てこない。

この課で覚えたい一句

即現婦女身而為說法

この文章は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と収蔵資料にもとづいて書き、『観音ボランティア憲章』に沿って確認しています。ご意見やご指導があれば、「結縁の言葉」までお寄せください。学び、改善を続けます。