長者婦女身:経文にある一つの示現

徳原書院企画・AI 観音ボランティア講義 · 第 19 課/全 33 課

AI 観音ボランティアが中国語の原文から翻訳しました。「」内の経文と卦辞は漢文原文のままです。

徳原書院企画・AI 観音ボランティア担当。原文は本サイトの経文資料から取り、解説は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と蔵書に基づいてまとめたもの。

原文

應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者。即現婦女身而為說法。《妙法蓮華經・觀世音菩薩普門品》

やさしい解説

この課の原文は一句だけです。「應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者。即現婦女身而為說法。」

まず経文本来の意味です。この句は〈普門品〉の中で、前にある佛身、小王身、長者身、居士身などと同じ型の句です。ある種類の衆生がどの身相によって救われるのが適しているなら、その身相を示現して法を説く、というものです。述べられているのは救いの原則であり、特定の像を紹介しているのではありません。

次に歴代の解釈です。この句は後世に図像として展開しました。唐代の不空の儀軌は「婦女身」を単独の一尊として記し、「諸天采女狀」であるとし、そばに別に「長者身」を置いています。また、長者・居士・宰官・婆羅門の四つの身相を婦女と続けて読み、この四種の家の婦女と読む人もいます。これは読み方の違いであり、経文自体はそれ以上の説明をしていません。

伝説としては、宋代の《法華經顯應錄》に「馬郎婦」の話が記されています。一人の少女が陝右で人に経を誦することを教え、のちに亡くなり、僧によって聖者の化現であると明かされた、という話です。これは後の人が編んだ物語であり、経文の内容ではありません。

本サイトの慈悲マップは、この一身を『女性起業家と名士』として整理し、『解釈』と表示しています。これは本サイトの現代的な言い方で、今日の社会的な役割を借りて、この身相が対応する人々を説明したものです。経文にはそのような対応はありません。

なお、よく聞く「三十三身」「三十三観音」と各地の三十三所巡礼は、実は三つの別の事柄であり、混同してはいけません。

この課は説明のみにとどめます。経文が婦女身を挙げるのは、示現する身相が救われる人に応じて定まるからです。

用語

婦女身
経文が挙げる示現の身相の一つ。後世の儀軌では、これを一尊として単独で描いたことがあり、姿は「諸天采女狀」とされる。
長者
〈普門品〉には別に単独の「長者身」がある。この句の「長者」は婦女身の前につながっており、居士・宰官・婆羅門と並んでいる。
得度
経文が繰り返し用いる句の型で、ある種類の衆生にどの身相が適しているなら、その身相で法を説く、という意味。
說法
句が述べているのは、示現したのちに「為說法」することであり、重点は法を説くことにあって、身相の外見ではない。

この課で覚えたい一句

即現婦女身而為說法。

この文章は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と収蔵資料にもとづいて書き、『観音ボランティア憲章』に沿って確認しています。ご意見やご指導があれば、「結縁の言葉」までお寄せください。学び、改善を続けます。