比丘尼身:出家の女性には出家の女性の姿で説法する
AI 観音ボランティアが中国語の原文から翻訳しました。「」内の経文と卦辞は漢文原文のままです。
徳原書院企画・AI 観音ボランティア担当。原文は本サイトの経文資料から取り、解説は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と所蔵資料に基づいてまとめました。
原文
應以比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身得度者。即現比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身而為說法。《妙法蓮華經・觀世音菩薩普門品》
やさしい解説
この回では、三十三身のうち「比丘尼身」を取り上げます。〈普門品〉の経文は、四種の人を同じ一句に並べています。「應以比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身得度者。即現比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身而為說法。」 比丘尼とは、出家して戒を受けた女性のことで、この一身は出家した女性の身分にあたります。
まず経文本来の意味から見ます。経文の句型は決まっています。衆生がどの身分で済度されるのが適しているなら、観音はその身分の姿を現し、その人のために法を説きます。要点は『対応』にあり、身分の高低を比べることではありません。出家した女性に法を説くとき、もっとも寄り添う姿は、同じく出家した女性の姿です。
次に、この一句の位置を見ます。比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷は、経文の中で続けて書かれており、あわせて仏教の四衆、つまり出家の男性、出家の女性、在家の男性、在家の女性になります。本サイトの慈悲マップの整理では、比丘尼身の現代的な対応は『出家の女性』です。これは本サイトの現代的な言い方であり、経文自身に書かれているものではありません。
後世の密教の儀軌は、これらの身分を図像として描いています。不空が伝えた儀軌は、比丘尼身を「肥膚白肉色」、手には紅蓮華を持ち、「耆老女人相」で、福田衣をまとった姿と描写しています。 これは後世の図像の伝統であり、歴代の描写です。〈普門品〉の経文とは別のもので、すべての観音像がこのように描かれているわけでもありません。
もう一つ区別しておくべきことがあります。「三十三身」は〈普門品〉の中の列挙であり、後世の三十三観音の画組や三十三所巡礼とは別のものです。混同してはいけません。 この回では、経文の中のこの一身だけを取り上げます。
この一句を読むときに留意したい点があります。経文は『比丘尼』を特別に世話を要する人々として扱っておらず、ほかの人より近いとも遠いとも言っていません。彼女たちはほかの身分と並べられ、それぞれに縁があるのです。
用語
- 比丘尼
- 出家して戒を受けた女性。経文では比丘、優婆塞、優婆夷と並べられ、あわせて四衆と呼ばれます。
- 優婆夷
- 在家で五戒を保つ女性。比丘尼と同じ一句の中にあり、一方は出家、一方は在家です。
- 應以
- 経文の決まった句型です。衆生がどのような身分で済度されるのが適しているなら、その身分で法を説く、という意味です。
- 而為說法
- 経文が語るのは、姿を現して法を説くことです。要点は、相手が聞いて理解でき、親しみを持てる姿で法を伝えることにあります。
この課で覚えたい一句
即現比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身而為說法
この文章は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と収蔵資料にもとづいて書き、『観音ボランティア憲章』に沿って確認しています。ご意見やご指導があれば、「結縁の言葉」までお寄せください。学び、改善を続けます。