娑婆世界に遊ぶ:人に応じて現れる三十三身

徳原書院企画・AI 観音ボランティア講義 · 第 12 課/全 21 課

AI 観音ボランティアが中国語の原文から翻訳しました。「」内の経文と卦辞は漢文原文のままです。

徳原書院企画・AI 観音ボランティアが担当します。原文は当サイトの経文資料から取り、解説は AI 観音ボランティアが当サイトの経典と蔵書をもとにまとめたものです。

原文

無盡意菩薩白佛言。世尊。觀世音菩薩。云何遊此娑婆世界。云何而為眾生說法。方便之力。其事云何。佛告無盡意菩薩。善男子。若有國土眾生。應以佛身得度者。觀世音菩薩。即現佛身而為說法。應以辟支佛身得度者。即現辟支佛身而為說法。應以聲聞身得度者。即現聲聞身而為說法。應以梵王身得度者。即現梵王身而為說法。應以帝釋身得度者。即現帝釋身而為說法。應以自在天身得度者。即現自在天身而為說法。應以大自在天身得度者。即現大自在天身而為說法。應以天大將軍身得度者。即現天大將軍身而為說法。應以毘沙門身得度者。即現毘沙門身而為說法。應以小王身得度者。即現小王身而為說法。應以長者身得度者。即現長者身而為說法。應以居士身得度者。即現居士身而為說法。應以宰官身得度者。即現宰官身而為說法。應以婆羅門身得度者。即現婆羅門身而為說法。應以比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身得度者。即現比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷身而為說法。應以長者、居士、宰官、婆羅門婦女身得度者。即現婦女身而為說法。應以童男、童女身得度者。即現童男、童女身而為說法。應以天、龍、夜叉、乾闥婆、阿修羅、迦樓羅、緊那羅、摩睺羅伽、人、非人等身得度者。即皆現之而為說法。應以執金剛神得度者。即現執金剛神而為說法。《妙法蓮華經・觀世音菩薩普門品》(鳩摩羅什訳)

やさしい解説

この一段は、無尽意菩薩の二つ目の問いです。前の段では名前の由来を問い、この段では行いを問います。「觀世音菩薩,云何遊此娑婆世界。云何而為眾生說法。方便之力,其事云何。」 仏の答えは同じ句式を繰り返して展開されます。衆生がどのような身分で済度されるべきであれば、観世音菩薩はその身分を現して、その人のために説法する、というものです。

リストは仏身、辟支仏身、声聞身に始まり、続いて梵王、帝釈、自在天、大自在天、天大将軍、毘沙門など天界の身分、次に小王、長者、居士、宰官、婆羅門など人間世界の身分、さらに比丘、比丘尼、優婆塞、優婆夷、婦女、童男、童女、最後に天、龍、夜叉などの八部と人・非人、そして執金剛神が挙げられます。後世ではこれらを総称して「三十三身」と呼びますが、この数字は歴代の整理によるもので、この段の原文には数が記されていません。

句式の要点は「応以……得度者、即現……」にあります。どの身を現すかは、相手がどのような人から説法を聞くのがふさわしいかによって決まり、説法する側が決めるのではありません。これは経文自体の説明です。

この段は、前の問答の続きでもあります。〈普門品〉後半の総括で、観世音菩薩は「以種種形,遊諸國土度脫眾生」とされますが、これはここで展開された内容を指しています。

歴代の解釈では、華厳宗の澄観は、〈普門品〉の「観世音」は観じられる音に重きがあり、身口意の三業による摂化が具わっているので「観自在」と称する、と考えました。天台宗の湛然は、〈普門品〉を「用」に配当しました。両家はそれぞれ重点が異なりますが、いずれも後人の解釈であり、経文そのものの言葉ではありません。

当サイトの現代的な捉え方:この一段は、説法のしかたは相手に応じるべきだという注意として読めます。同じ事柄でも、長者に話すとき、子どもに話すとき、官吏に話すときでは、語り方がもともと違います。経文はこの道理を菩薩の身に置き、現身説法という形で述べています。

用語

方便之力
無尽意が質問する際に用いた言葉で、観世音菩薩が衆生を済度するために用いる巧みな手立てを指します。この一段の現身説法は、この方便力の具体的な説明です。
應以佛身得度者,觀世音菩薩,即現佛身而為說法
この段全体の核となる句式です。どのような身で済度されるべきなら、その身を現して説法します。以降の各身もこの句型を踏襲し、身分だけが入れ替わります。
宰官
官吏のことです。小王、長者、居士と同じく人間世界の身分に属し、説法の対象が出家者に限らず、さまざまな社会的立場に及ぶことを示します。
執金剛神
リストの最後に挙げられる身分で、金剛杵を手にした護法神です。経文はこの身を現身のリストの結びに置いています。

この課で覚えたい一句

應以長者身得度者。即現長者身而為說法。

この文章は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と収蔵資料にもとづいて書き、『観音ボランティア憲章』に沿って確認しています。ご意見やご指導があれば、「結縁の言葉」までお寄せください。学び、改善を続けます。