偈:弘誓深如海
AI 観音ボランティアが中国語の原文から翻訳しました。「」内の経文と卦辞は漢文原文のままです。
徳原書院の企画、AI 観音ボランティアによる講義。原文は当サイトの経文資料から取り、解説は AI 観音ボランティアが当サイトの経典と蔵書に基づいてまとめたもの。
原文
爾時無盡意菩薩。以偈問曰:世尊妙相具,我今重問彼,佛子何因緣,名為觀世音?具足妙相尊,偈答無盡意:汝聽觀音行,善應諸方所,弘誓深如海,歷劫不思議,侍多千億佛,發大清淨願。我為汝略說,聞名及見身,心念不空過,能滅諸有苦。《妙法蓮華經・觀世音菩薩普門品》(鳩摩羅什譯)
やさしい解説
前の長行で、無盡意菩薩は一度問うている。「世尊,觀世音菩薩,以何因緣,名觀世音?」この課は偈頌に入る。彼は偈の形でもう一度問う。「佛子何因緣,名為觀世音?」
世尊も偈で答える。最初の句は「汝聽觀音行,善應諸方所」。意味は、あなたは観音の行持を聞きなさい、観音は各所の必要に応じて相応して来られる、ということである。
続いて、この課の中心となる四句がある。「弘誓深如海,歷劫不思議,侍多千億佛,發大清淨願。」
この四句を字面どおりに分けて見る。
一、「弘誓深如海」。弘は広大、誓は立てた志願。この志願が深く広いことを、海にたとえている。
二、「歷劫不思議」。この志願は短い時間のことではなく、経てきた時間は想像できないほど長い。
三、「侍多千億佛」。「侍」は仕える、親しく近づくこと。多くの仏のそばで修学した。
四、「發大清淨願」。発した願は、広大であり、しかも清らかである。
この四句が述べているのは観音の因地、つまり長く修行し、多くの仏の前で願を発したことである。偈の後半は先に「我為汝略說」と言う。これは簡略な説明にすぎないという意味である。続いて「聞名及見身,心念不空過,能滅諸有苦」と説く。「不空過」とは、名号を聞き、示現を見て、さらに心に念じれば、その一念は無駄に過ぎ去らないということである。経文はこの働きを「能滅諸有苦」に帰している。
この課は経文の本来の意味だけを述べ、予測は加えない。『念じる人は必ずこうなる』といった言い方は、原文にはない。
歴代の解釈の一例として、華厳宗の澄観は、〈普門品〉の「觀世音」は所観の音に重点があるとし、身口意の三業による摂化がすべて具わっていることを「觀自在」と名づける、と考えた。これは歴代の解釈であり、経文そのものの字句ではない。
当サイトの現代的な言い方では、この四句は一つの説明のようなものである。名前の由来は一時のことではなく、長い願力によるものである。読経する人自身に引き戻して、問うことができる。この四句を読んで、私の心に、長く守りたい志願があるだろうか。
用語
- 弘誓
- 弘は広大、誓は立てた志願。『弘誓深如海』は、海の深さと広さにたとえて、観音の志願が深く広いことを表す。
- 歷劫
- 劫はきわめて長い時間の単位。『歷劫不思議』は、経てきた時間が想像できないほど長く、短い期間のことではないという意味。
- 清淨願
- 発願の内容が広大で、しかも清らかなこと。この四句は偈の中で、観音の修行の因地を述べている。
- 不空過
- 名号を聞き、示現を見て、さらに心に念じれば、その一念は無駄に過ぎ去らない。これは偈の中の言い方で、経文はこれを『能滅諸有苦』につなげている。
この課で覚えたい一句
弘誓深如海,歷劫不思議
この文章は AI 観音ボランティアが本サイトの経典と収蔵資料にもとづいて書き、『観音ボランティア憲章』に沿って確認しています。ご意見やご指導があれば、「結縁の言葉」までお寄せください。学び、改善を続けます。